長いものには巻かれない

常識は非常識かもしれないと考えてみる

子どもの国語の読解力を劇的に改善する方法

こんばんは。1カ月ちょっとぶりのブログです。猛反省中。
途中まで書いたのとかあるんですけど、時間が空くと続きを書く気がなくなっちゃいますね。

さて今回は子どもの国語力の話です。今度こそ最後まで書くぞ!

きっかけは東ロボくんプロジェクト

AIで東京大学入試を突破できるか挑戦する「東ロボくんプロジェクト」っていうのがありましたよね。残念ながら、東大入試は断念したそうですが。

で、このプロジェクトの新井紀子教授が日経新聞で「AIが苦手なのは読解力だから、AIにとって代わられないために、教育は読解力に力を入れるべき」って語っていて、例えばこんな問題が苦手という例題が掲載されていたんです。半年前ぐらいの新聞で、日付も問題の内容も忘れてしまいましたが。

問題自体はすごく簡単な選択問題で、文章を読んで、当てはまるものを答えなさいというタイプのものでした。これは面白いと思って、二人の子どもたちを呼んで試してみたんです。そうしたら、小6の娘は解けて、中3の息子が解けなかった。えっ?こんな簡単な問題が解けないの? 受験生なのにって母としては焦ったわけです。

そもそも国語の力って、どうやってつけるんだろう?

私は、小1の時に書いた作文が学年だよりで紹介されたほど小さいときから国語が得意で、国語の勉強をしたことがありません。幼稚園のころから本を読むのが大好きだったようですが、本を読めば国語力が身に付くというわけではないらしいです。実際、うちの息子も活字は好きで小説や新聞などもよく読んでいます。

国語の授業を考えてみても、すごく退屈だったことしか記憶にありません。授業を全く聞いてなくても国語の成績に影響することはありませんでした。

困ったときはGoogle先生

そういう時、今どき頼りになるのはGoogle先生ですよね! 早速検索してみました。「読解力をつける方法」みたいな感じで検索してみたところ「ふくしま国語塾」というものを発見しました。「ふくしま」というのは苗字で、福島県ではなく神奈川県横浜市で国語塾を主宰されているようです。

www.yokohama-kokugo.com

Webサイトはひと昔前のデザインで、色々ピカピカしていて怪しげな感じがしますが(失礼!)ブログがすごく面白い。出版物が版を重ねて、塾も好調で、今でこそ成功されているようですが、昔はずいぶん苦労されてきたみたいです。学校のおかしなところを教員経験者としてあぶり出しています。

ameblo.jp

ブログを読むうちに、この方スゴイなぁと思い、試しに1冊読んでみることにしました。その本が「本当の国語力」が驚くほど伸びる本です。

もう本当に、目から鱗でした。実は私、専門学校で国語の教員をしていたことがあるのですが、その時にこの本に出会えていたら人生変わったかも。「あぁそうか。国語力をつけるってこういうことだったのかぁ」って納得しました。

ずばり、

国語はセンスではなく

身につけるためのメソッドが存在する

ということが分かったんです!

全国の国語教員に読んでほしい。

で、どうやって実践する?

どうすれば良いのかは分かったのですが、長野県から神奈川県に通うわけにもいかないし、どうしたものかと思い、問題集を買ってみました。それがふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕 です。

中3の息子に「小学生版」は嫌がるだろうなぁと思いつつ、他に良い教材も見当たらなかったので、とりあえずやらせてみることにしました。題して「お母さんの国語教室」。専用のノートを2冊買ってきて、日曜日の昼下がりに二人の子どもたちをつかまえて始めました。嫌がること嫌がること。何とか5回ぐらいは続けたかな。でも、しばらくそれっきりになってしまいました。

1学期の国語のテストの点がアップ!

ところが、すっかり忘れていた頃、息子の国語の成績が上がったんです。へぇーって思いました。息子も感じることがあったみたいで、2学期は「お母さんの国語教室やるよー」って言うと、割と素直に付き合ってくれました。

そして3学期の期末テストが終わって、さらに実感。国語は得意科目になりつつあります。他の科目がイマイチ過ぎるので、これは超ありがたいです。

どんな問題が解けるようになるかというと、国語でありがちな「〇〇とあるが、それはどういうことか30字以内で答えなさい」みたいな問題です。これが結構答えられるようになるんです。すごいでしょ。

こんなやり方がお勧め

試行錯誤しましたが、問題集を与えて放っておくだけではダメでした。ふくしま先生の意図することがあって問題が作られているのですが、そもそも国語力のない子どもはその意図が読み取れないので適当に答えてしまうし、国語の問題なのでピタリ同じ解答にはならず、どんな場合なら正解なのか、子ども一人では分からないのです。

なので、一緒に問題を読んで、一緒に答えを考えるというやり方が良かったです。子どもが困っているときは、例えばという感じで答えの例を挙げると「あぁそれなら」という感じで子どもも挙げ始める。結構笑える答えもあったりして、母子で楽しく学べました。

おわりに

中3って難しい年ごろだから、なかなかこんな風に素直に付き合ってくれないかもしれないです。うちの子は年齢より幼いので、まだ相手をしてくれますが、できれば小学生のうちからやっておいた方が良いのかもしれない。

本当に感動的だったのでいっきに書きまくってしまいました。

お子さん(特に男子)の国語力に悩んでいるお母さん、是非試してみてください。