長いものには巻かれない

常識は非常識かもしれないと考えてみる

サラリーマンも1度はやってみるべきだよ、おばさんからの助言

こんにちは。
最近イケダユウトさんのブログが好きです。

今、このエントリを見て、私もモヤモヤしていたので、
同調するブログを書きたくなってしまいました。

ikedayuuto.hatenablog.com

 

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※イラストはこちらのサイトからお借りしました。ありがとうございます。

 

私も、プロブロガーや学生起業家やフリーランスを否定するつもりは全くないですが、社畜だとかブラック企業だとかっていう流行語に乗せられて、サラリーマンにならないというのは、あまりにももったいないと思います。

 

それなのに、はてなブログを見ていると、サラリーマンにならないことを推奨していたり、サラリーマンをバカにするような記事があったりして、中学生や高校生、大学生の若者たちがそれを見て真に受けたらどうしようって、すごく心配になります。実際、うちの子どもたちも YouTuber に憧れているし。

 

会社はお金を出して人を育ててくれます。正直言って、学校で学ぶことは社会ではあまり役に立たないので、一から育てる必要があるのです。それも給料を支払って!ですよ。

 

特に大企業は新卒者を研修するノウハウがあるので、もし大企業に入れるのであれば入った方が良いです。私はひねくれ者なので、超バブル期で(歳がバレるなぁ)どこにでも入れる時代だったのに、わざわざ小さい会社に入りました。

 

でも、何年か経って、別の会社に転職した時に「君は大企業で研修を受けていないね、すぐに分かるよ」って言われて、すごく悔しい思いをしました。その人は富士ゼロックストップセールスだった人です。それからは、徹底的にしごかれました。お客様への対応から、ダイレクトメールの出し方まで、手取り足取り教えてもらいました。

 

もし、就職しないでフリーで生きていくとしたら、そういう社会常識的なことを全て自分で身につけなくてはなりません。収入を得ながら勉強するのは並大抵なことではありません。

 

アルバイトで身につくと思うかもしれませんが、アルバイトは所詮アルバイトです。マニュアルでできるような仕事しかさせてもらえないし、すぐ辞めることが分かっているので、アルバイトにお金をかけて育てる会社なんてありません。

 

お金をかけて人を育てる。育てられた人はその恩に答えて働き、自分が得た知識を後輩に伝えていく。これがサラリーマンの正しいあり方です。働かせるだけ働かせて、いらなくなったらクビにする、なんていう会社はあり得ません。なぜなら「人財」という言葉があるように、会社は人で成り立っているからです。人が育たなければ会社は成長できません。成長しない会社はいつか倒産します。

 

でもね、世の中がおかしくなっているのも事実です。多分、二極化している。正社員と派遣社員に分けて、育てる人と使い捨てにする人の区別をしている会社が増えているみたい。そうやって教育訓練費を削っているのかな。ただ、そんな会社も長続きしないと思う。とにかく人口減少社会なので、人を使い捨てにすれば、必ずしっぺ返しに合うはず。

 

将来フリーになりたいのであれば、なおさら、新卒のフレッシュなうちに、人を大事に育てている会社に入ることが大切です。会社の名前で選ぶのではなく、将来を見据えて自分にとって一番成長できる会社を選ぶこと。どういう会社が良いか、普段から会社を見る目を養うこと。入ったからには、この部署はやりたい仕事をさせてくれない、と文句を言うのではなく、その部署でできる仕事を頑張ること。そうすれば必ず独立する力を養えます。

 

私が尊敬するサイバーエージェントを興した藤田さん(アメブロやabemaTVを作った人)だって、元はインテリジェンスという人材派遣会社で営業マンだったそうです。彼が、会社を辞めて起業したいって言ったら、会社が引き留めに入って、それでも辞めるって言ったら、全面的に協力して資金提供までしてくれたんだって。そんな風に起業できたら最高ですよね。まぁ私は足元にも及ばないけど。

 

とにかく、人生で1度で良いから会社を経験しよう。思いっきり会社のために働いてみよう。私も一週間会社で寝泊まりしたことがあります。男子はパンツを表と裏と前と後ろにはけるので、1枚で4回OKとか言ってたし。シャワーなかったし。みんな臭かった。ソファーもなくて、地べたに寝てました。最後は病気になった。でも、今思うと良い思い出だし、そういう経験は決して無駄ではなかったと思う。

 

心配なのは、たまたま就職活動する時期に不況が重なってしまって就職できなかった層の存在。会社は、なるべく若者を若いうちにつかまえて徹底的に教育して長く使ってやろうと思っているので、中途の未経験者を採りたがらない。これは何とかしなければならない問題です。それでハローワークが委託して職業訓練なんかやっているけど、これがまた使い物にならない。

 

そんな中、最近「キャリアアップ支援制度」っていうのができて、拡大していますね。町のパソコンスクールに職業訓練を委託しても即戦力が身につかないので、採用して企業の中で訓練してもらうようにする制度。これはうまくいきそうな気がします。

 

もし正社員経験がなくて就職先を探している方は、ハローワークでキャリアアップ支援制度を採用している企業を紹介してもらうと良いかもしれないです。ご参考まで。

 

今回はお説教臭いブログになってしまいました。ごめんなさい。

 

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アメリカの交通ルールなら事故らなかったかも

アメリカのジョージア州で自動車の運転免許証を取ったことがあります。日本と比べると、とても簡単に取得できました。そういえば、免許証が簡単に取れる国で免許を取って日本で切り替えると楽っていう話を聞いたことがあります。ほんとかな。

 

こんにちは。主婦になったり農業してたりプログラマーになったり毎日忙しいなほちゃんです。ちなみに今日は主婦です。

 

先日、こんな記事を読みました。

www.logosuemo.com

理不尽なのは分かりますが、ふと、アメリカの交通ルールのことを思い出したので、この記事を書いてみようと思い立ちました。アメリカ(ジョージア州)なら、こういう事故は起こらないかもしれない。

 

なぜアメリカで免許証を取ったのか

ところで、なぜアメリカで免許証をとったかというと、ダンナがアメリカに駐在することになったので、ついて行った時のことです。最初は国際免許証を使っていたんですが半年で有効期限が切れてしまい、アメリカで取らなければならなくなりました。

 

アメリカの交通ルールについては勉強して行ったし、半年間アメリカで運転していたわけですから、免許証を取るスキルはあったはずなんですが、英語が分からないという非常に大きな壁があり、ドキドキでした。

 

半年間も住んでたんだから英語ぐらい少しは話せるでしょうって思われるかもしれませんが、私は英語を覚える努力は全くせず、日本人コミュニティにどっぷり浸り、買い物はジェスチャーで済ませ、たまにかかってくる営業の電話は「Sorry, I can't speak English.」と言えばすぐに切れますので、生活する上では全く困りませんでした。

 

筆記試験は辞書持ち込み可

アメリカという国には、とにかく色々な人種が住んでいますし、車がないと生活できないので、免許証は結構簡単に取れるようになっていました。

 

免許証取得センターは町の自治会館みたいな小さな平屋建ての建物で、受付カウンターで恐る恐る「I need this dictionary.」と英和辞書を見せると、年配のおじさんが肩をすくめて「OK」と言ってくれました。

 

私は日本人からも童顔に見られるので、アメリカ人からは、いつも子ども扱いされてました。こういう時、困った顔を見せると、だいたい許してくれるので便利です。

 

それにしても太っ腹ですよね! 英和辞書って半分は日本語だから、アメリカ人からしたら何が書いてあるか分からないと思うし、日本語でメモでもしておけばカンニングし放題。そんな風に簡単に免許が取れるのは、逆に怖いかも。

 

で、筆記試験と書きましたが、テストはパソコンで、選択式。問題が出て、4択ぐらいで、当てはまるものを選んだら「次へ」ボタンをクリック。20問ぐらい解いたら最後に合否が表示されるという簡単なもの。

 

ノートパソコンが窓際に5台ぐらい並んでいて、来た人から随時受けられます。制限時間もないので、辞書を片手にじっくり考えられます。問題はそんなに難しくないので、英文さえ読めれば問題なし。

 

実技試験は黒人のおばちゃんと二人っきりでドライブ

 

パソコンの画面に「合格」って出たのを受付のおじさんに見せると、次は実技試験。すごいでかくて無愛想な黒人の女性が出てきて、車で指示どおりに外を一周します。免許試験のはずなのに、いきなり外走っちゃって良いのだろうか。国際免許持ってたからかな。その辺は忘れました。

 

言葉の通じない黒人のおばちゃんと二人っきりでドライブっていうのは何とも言えず恐怖でしたが、指で右行けとか、左行けとか指図されて、その通り走ったら無事クリアしました。

 

 免許センター(?)に戻ると、その場で記念撮影(?)
「はい、にっこり笑って」とかって言われて苦笑いを浮かべた写真がそのまま免許証になって渡されました。日本で笑った顔の証明写真なんてありえませんが、アメリカ人は割とくだけた感じで証明写真を撮るらしいです。

 

日本の免許証は没収

 

アメリカは州によって免許証の発行方法も違うらしいです。私が免許を取得したジョージア州では、免許証を二つ以上持ってはいけないという決まりがあって、アメリカの免許証を取得したとたん、日本の免許証は没収されてしまいました。

 

アメリカの日本大使館から後日返却された人もいたようですが、私の場合は最後まで返してもらえませんでした。結局、日本に帰国してから免許証センターに電車で行って(免許証がないので仕方ないですよね)始末書を書かされました。理由を話したら慰めてもらえましたが、私の免許証にはしっかり紛失した数字が刻まれています。

 

ちなみに免許証番号12ケタのうち、一番右の数字は免許証の再発行数だそうです。何回も失くすとこの数字が増えていきます。これを見てだらしない人とか判断されるんでしょうか。

 

ジョージア州の交通ルールで一番笑えたこと

 

で、話を戻しますが、ジョージア州では日本のような「優先道路」という考え方がありません。

 

なので信号のない交差点では、全員が必ず一時停止します。そして、一番最初にこの交差点に来た車から好きな方向へ行けます。

 

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ただし、同時に来る場合も良くあるので、そういう時はみんなが目くばせをして、誰が先に行くか決めるんです。

 

この時のやりとりが結構おかしい。ウィンクしたり、手を振ったり、大袈裟なジェスチャーをしたり、さすがアメリカです。お互い譲り合ってなかなか進めないこともあったりして。


でも、みんなが先に行こうとしてケンカする、なんてことは一度もなかった。それは、時間にうるさい日本と違って、割とみんなのんびりしているからできることなのかもしれないですね。

 

病気じゃないのに薬を処方?医療費が無駄に使われていた!

市立病院で目撃したお医者さんと患者のおばあさんの会話について驚いたこと。2年前ぐらいの出来事ですが、あまりにも衝撃的で今も忘れられないので、こちらで訴えさせてください。

 

こんにちは。なほちゃんです。
いつもご訪問ありがとうございます。
土曜日の昼下がり、いかがお過ごしでしょうか?
長野県は久しぶりに晴れて、平和な感じです。

 

さて今回は医療制度について。
日本の健康保険制度は他国から羨ましがられるほど手厚いですよね。

 

よく比較されるアメリカは、オバマさんが頑張ってオバマケアを導入しましたが、あまりうまくいってない様子。しかも、トランプさんによって今後どうなるか分からなくなってきました。

私も身をもって体験しましたが、アメリカでは保険は民間のしかなくて、歯医者は対象外でした。(15年ぐらい前の話。今は違うのかもしれません。) 当時は、虫歯1本治すのに10万円かかるので、みんな治さないで我慢しているんですよ! 貧乏人は虫歯にもなれない。日本では考えられないです。

 

でも、その日本の健康保険制度は、今、危機的な状況にあります!
どれだけ危機的かは、以下のグラフで分かります。
 

f:id:komanaho:20161125221009j:plain出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(http://www.e-stat.go.jp/
図表で見る日本の主要指標より

 

増える一方の医療費は、1円でも無駄にできないはず。それなのに、日本は医療費が無駄に使われていると思わざるを得ない現場を目撃してしまいました。

 

それは「目が見えなくなってきた」と訴える義母に付き添って、車で1時間かかる市立の大病院に行ったときのことでした。

 

義母には持病があって、だんだん視力が衰える病で(病名は忘れました)、今のところ有効な治療法がないということは分かっています。それでも病院に行くというのも、医療費の無駄と言えば無駄なんですが。。。

 

その市立病院は大病院なので患者さんはものすごく多くて、ほとんどが高齢者。予約をしているのに2時間待たされました。やっと順番が回ってきたようで、名前を呼ばれ、中に入るとさらに待合席が。間が空かないように、次の患者は診療室の前で待たせる仕組みです。ありがちですよね。

 

でも、びっくりなのは、診療室の前にカーテンがあるだけで、中の話が丸聞こえなんです。プライバシーとか考えないのは、さすが田舎の病院です。

待っていると、案の定、中から患者さんとお医者さんの話が聞こえてきました。

 

お医者さん「診察結果なんですが、あなたは白内障ではないということが分かりました」

患者さん「・・・。」

お医者さん「なので、どこも悪くないんですよ」

患者さん「・・・。」

お医者さん「わかりました。白内障に効く目薬をお出ししますね」

患者さん「はい、お願いします」

 

カーテン越しのソファに座っていた私は思わずのけぞりました。
ちょっと待った! その患者さんはおばあさんだったので、医療費は1割しか負担していないはず。残りの9割は私たち現役労働者の血税から捻出されているのではないですか? しかも、病気でもないのに目薬使っちゃって大丈夫なの?

 

私の頭の中を駆け巡ったこれらの思いは飲み込むしかなかったのですが、こんなことが日常的に行われているんだとしたら恐ろしくないですか?

 

本当なら、お医者さんが患者さんを説得して薬を出さないようにするべきです。
でも、あまりにもたくさん患者さんが来るので、説得する時間もないということでしょうか? あるいは薬を処方した方が病院が儲かるからなのか。そういう方針なのか。

 

でも、そういうことを繰り返していれば健康保険制度自体が破たんしてしまって、アメリカみたいに金持ち以外は病院に行けなくなる世の中になってしまうのではないでしょうか。そして、最終的に困るのは病院やお医者さんなのではないかと思うのですが。

 

今日のお勧めはこちら
病院と同じ精度の検査が自宅で簡単に出来る

 

 

 

相手の言い値で買うはめになった土地が、もっと高く売れたのはなぜか

土地の価値って本当に分からないですよね。これから土地を購入する方に是非参考にしてもらいたいです。今回は前回の続きで、相場より高く買ったはずの土地がさらに高く売れてしまった話です。

 

こんばんは。なほちゃんです。
仕事が忙しくて3日ぐらい間を空けてしまいました。前回は前編のつもりだったので後編をすぐ書きたかったのに。

 

今回は記事の最初に「記事の概要」をつけてみました。編集オプションで編集できないので。はてなプロなら編集できるのかな。

 

今度は土地を売る話

 

さて、前回のお話で、なほちゃんは隣の土地を購入することができたので、自分の土地を倍に増やすことができました。しかも資産価値0だった土地が、めでたく売買できる土地に昇格したのです。

 

ただし、土地の購入には事業者向けローンを組んでいて、金利はそれなりに高かったので、すぐに土地を売却してローンを返さなければなりません。そこで近所の名前のあまり知られていない地元系の不動産会社に相談に行きました。(こういう時、有名どころには何となく足が向かないのです)

 

びっくりの査定価格

 

出てきた営業担当の若いお兄さんに、今までの成り行きと土地の所在地を説明すると、査定に時間がかかるのでしばらくお待ちくださいと言われました。一週間ぐらい待ったでしょうか。お兄さんが家にやってきました。

「この金額で売れると思います。専任媒介契約を結んでいただけないでしょうか。」

その金額は購入した金額の2割増しの金額で、相場から見たら4割増しぐらいだったと思います。専任媒介契約を結びたいので無謀な金額を提示したのではないか、と思いました。

 

仲介業者との契約は「専任」と「一般」の2種類

 

ちなみに、不動産売買には専任媒介と一般媒介があります。名前どおり、専任媒介は一社とだけ契約する方式で、一般媒介は複数社と契約する方式です。一般にした方が、たくさんの方の目に付きやすくなるので早く売れる可能性があります。専任の場合は一社にお任せなので、より真剣に売ってくれる可能性があります。どちらにするかは売主が選びます。不動産会社からすれば、専任にしてもらわなければ意味がありません。広告代などは全て不動産会社が出すわけですから、他社に売られてしまうと、丸損になってしまうのです。

 

お兄さんはすごく自信がありそうだったので、専任媒介でいくことにしました。私たちにとっても、売れない期間が長引けば長引くほど余計に金利がかかってくるので、専任契約にするのは、ある意味ギャンブルでもあったわけです。

 

2か月は引き合いゼロ

 

不動産会社は週に1回、活動報告書を送ってくれました。どんな広告を出したのか、どこから引き合いがあったのかなどが書かれたものです。でも、広告を打っても、金額が高すぎるので、どこからも引き合いがないのです。そんな状態が2か月続いたので、やっぱりこのお兄さん、はったりだったのかと思いました。でも、電話すると「大丈夫です。メドはついてますので、もう少し待ってください」と言われ続けました。何かの詐欺みたいですよね。

 

で、結局3カ月後に売れたんです。提示どおりの価格でした。理由はなんと!売ろうとしていた土地が北側の道路に面していたからなのです。これもびっくりでした。多分、業者の方ならここまで聞いて(ここまで聞かなくても?)分かるんだと思います。でも素人からしたら、なんで?と思います。

 

高い土地は「東南角地」では?

 

不動産の広告を見ていると、東南角地って高いんです。東側と南側に道路がある土地は日当たりが良いので人気があるらしいです。私の今までの経験から言うと、東南角地はお勧めできません。それだけ他人が通行するわけですし、うるさくてプライバシーが確保できません。のぞかれるのがイヤで生垣を作ったり塀で囲んでしまえば、結局日当たりが悪くなります。以前、南側が遊歩道の家に住んでいた時は最悪でした。日当たりはすごく良いんですが、朝の5時からおばさんたちが大声でしゃべりながらウォーキングするんです。ゆっくり寝ていられません。

 

答えは「北側斜線規制

 

今回の土地は一般の人ではなく、ハウスメーカーが購入しました。不動産会社の営業のお兄さんは、はじめから業者さんをターゲットにしていたのです。ハウスメーカーは家を建てたら、いくらで販売できるかを考えて、土地の購入金額を決めます。都会では、できるだけ広い家の方が高く売れますが、土地が高いので、狭い土地に目いっぱい建物を建てます。その時に越えなければいけない壁が「建蔽率」「容積率」「北側斜線規制」になります。

 

建蔽率」は、敷地面積に対する建築面積の割合で、「容積率」は敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合のことだそうです。建蔽率は外からの見た目、容積率は建物内部って感じですかね。(なほちゃんは専門家ではないので、詳しく知りたい方はググってね)でも、建蔽率容積率は不動産情報誌に書いてあって、大きければ大きいほど広い建物が建てられるってことだから分かりやすいです。問題は「北側斜線」。

 

「北側斜線規制」とは、家を建てると、その家の北側の家が日当たりが悪くなっちゃうから、あまり高い家を建てちゃダメだよっていう決まり事です。

 

 

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この時、北側が道路だと、北側斜線規制が緩くなり、より高い建物が建てられます。つまり、通常は2階建てしか建てられないはずが、北側が道路の時だけ3階建てがOKになります。1階の床面積が同じなら、2階建てより3階建ての方が高く売れるので、その分土地が高くても利益が出る、というわけです。

最終的には赤字に・・・

 

こうして土地ころがしをして資産を築いたなほちゃんでしたが、世の中そう甘くはないもので、最終的には赤字になりました。その辺の話はまた後日ということで。

 

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土地の値段は欲しい人がいるかどうかで決まるもの

こんばんは。なほちゃんです。

 

まだ20代で独身のころ、ボロアパートの管理人さんをやっていたことがあります。

こんな感じ。めぞん一刻の世界です。

若い人は知らないと思うので、ストーリーを解説すると、ある予備校生が住むことになったアパートの管理人さんが未亡人で、彼女に恋をするけど、他の住民に邪魔されまくる、という話だったけ。

 

私は未亡人ではなかったけど、アパートがボロだったところとか、住民が皆変わった人だったところとか、住民の一人が私のファンだったらしい(*'▽')ところとか。この漫画を地でいってました。

 

アパートの持ち主は私の母方の祖父母で、無料で住まわせてあげるから管理人をやって欲しいと頼まれたのでした。そして祖父母が亡くなると、私の母はすでに亡くなっていたので、このアパートは私が相続することになりました。代襲相続というやつです。(世代を越えて相続すること)

 

相続した時はすでに30代になっていたと思います。30代の女子がアパートの経営者になるなんてシンデレラストーリーみたいですが、実際にはそんなに甘いことはなく、このアパートには大きな問題がありました。それは、土地が袋地だったため、建物を建て替えることもできなければ、土地を売ることもできない、という問題です。

 

袋地とは、周囲を囲まれた土地のことです。

 

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アパートは古くなって修繕費がかかるし、お風呂がなくて、トイレや台所が共同ということもあって家賃もそんなに上げられないし、固定資産税は普通にかかるし、すごく困った物件だったんです。

 

「これはBさんに土地を売ってもらうしかないよ」

結婚相手の提案で、貢物を持ってBさんのもとにせっせと挨拶に通うことになりました。それまでは近所づきあいが全くなく、突然通いだしたので迷惑そうな顔をされましたが、コツコツとがんばりました。

 

その甲斐あってか、めでたくBさんから土地を売りたいという話が来ました。しかし、またまた問題が。Bさんは私たちの立場を知っているので、通常より2割高い価格を提示してきましたんです。2割って微妙ですよね。Bさんは、できるだけ土地を高く売りたいし、私たち以外の人なら相場になってしまう。でも、あまり高く吹っかけてそっぽ向かれてもつまらない、ということで2割なら飲むと考えたのでしょう。こちらもがんばって交渉しましたが、結局はBさんの希望で話を進めることになりました。Bさんの喜ぶ顔が目に浮かびます。

 

もう一つ問題がありました。土地を買うには銀行からお金を借りなければならないのですが、今回の場合は住宅ローンは組めません。あくまで事業用資金になるので、そう簡単には借りられないのです。借りるとしても金利が高い。散々調べた結果、三井住友銀行で使い勝手の良い商品を見つけることができ、こちらもクリアできました。金利は高かったけど、仕方がないですよね。

 

そういう苦労を乗り越えて、無事、袋地を解決することができました。

 

そして、この後、この土地を売却することになるのですが、買った値段のさらに2割増しで売ることができたんです! でもその後の失敗で、最終的には赤字に。人生甘くない。その話はまた次回に。

 

 

 


 

 

日本人はヨーロッパ人より車の安全性能を重視していないのだろうか

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。

週1回程度の更新で済まそうと思っていたのですが、はてなの方は皆さん熱心で、引きずられるように記事を書き続けているなほちゃんです。

このブログは「長いものには巻かれない」というタイトルで書き始めました。自分の考えをしっかり持って行動しないと、騙されたり損したりすることがあるなぁと思うので、そんなことをテーマにしています。

 

さて、今日は車の話です。

 

田舎暮らしをしていると、バスや電車などの公共交通機関がないのでマイカーは必須になります。我が家で購入した車はルノーのカングーという車です。4年経過して、このまま乗り続けると部品の交換代が高そうなので(本国から取り寄せるらしい)、古くならないうちに買い替えることにしました。人気車ということもあり超高額で買い取ってもらい、今は日産のデュアリスという車に乗っています。

 

この2台の車の共通点は何かというと、「ヨーロッパ仕様である」ということが言えます。カングーはフランスの車で、デュアリスはイギリス車で日本に逆輸入したらしい。ヨーロッパ車に乗っているなんてリッチだねって言われそうですが、2台ともそんなに高い車ではないです。プリウスの方がずっと高い。

 

ではなぜ2台ともヨーロッパ車なのかというと「後ろの席にもエアバックが標準でついている」からです。

 

我が家では家族で出かけるときは、運転席がお父さん(飲み会の帰りはお母さん)助手席がお母さん、後ろの席が子どもたちという席順になります。子どもたちを後ろの座席に乗せて、ドライブ中に事故って、エアバックがないために子どもだけ助からなかった、という事態だけは避けたいので、後ろエアバックは必須だと思っています。もちろん、エアバックがあれば全て安全とは思いませんが、エアバックのない車を選んだために子どもを失ったという後悔を味わいたくないのです。

 

そこで後ろエアバック搭載の車を探しました。ところが日本車には標準で搭載されていなかったのです。(探した当時のことなので、今現在は分かりません)日産はオプションで付けられるということだったので、まだマシでした。ひどいのはホンダ。フリードが候補だったのですが、一番グレードの高いタイプでなければ付けられないとのこと。つまり、スマートキーとか、カーナビとか、いろんなオプションと一緒でなければつけられず、後ろエアバックだけを付けることはできない、と言われました。

 

探し回った結果、ヨーロッパ仕様の車に落ち着いたというわけです。ヨーロッパでは前も後ろもエアバックは必須で、ついていない車は売れないので標準搭載になっているらしいです。

 

ちなみにヨーロッパの車はシートの座り心地も最高です。やっぱり椅子文化が長いからですかね。

 

また、故障しやすいのはヨーロッパ仕様の悪いところ。デュアリスは日産なのに些細な故障が多いです。買って3年目で後ろのトランクの扉が壊れて、ガムテープ貼って走ってました。最近、ガソリンたくさん入っているはずなのにエンプティランプが光ったりして、ちょっと怖い。

 

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新築の時、照明器具の選び方が難しくて1カ月勉強したら、大工さんに褒められた

こんにちは。

今日はお留守番なので、のんびりしているなほちゃんです。

ブログも今日で5個目の記事になりました。早くも挫折しそう。

1年とか続けている人って本当に尊敬してしまいます。

 

さて注文住宅の経験が2回あるので、その経験からお役に立てそうなことをボツボツ書いてみようと思います。

 

今住んでいる家は、フリーの大工さんに建ててもらいました。

あまりお金がなかったので、セミセルフビルド形式です。

とにかく自分でできることは何でもやるし、設備はヤフオクで買ったりしました。

照明器具も、普通は専門家にお願いするところですが、全て私が選びました。

知識ゼロの私にとって、これが本当に大変だったんです。

 

1.LEDのシーリングタイプが酷いことになっていた

 

リビングダイニングによく使われるシーリングタイプの照明。

よく使われるのはこんな感じですが、良いものは結構高いです。

3万円とか5万円とか。

この照明器具、なんと、ランプ交換ができないんです。

LEDは寿命が長く、10年以上使えるので、普通の家電と同じように、寿命が来たら買い替えればよい、というのがメーカー側の考えだそうです。

でも、新築の時は、普通は家中の照明器具を新品にするので、10年たった途端に全とっかえという事態になりかねません。

 

知り合いが、リフォームの時に照明器具を全てLEDにしたら電気代が10分の1ぐらいになったって喜んでいました。

見たら家中にこの照明器具が。。。

電気屋さんはちゃんと説明してくれたんでしょうか。

すごく喜んでいたし、もう変えちゃった後なんで何も言いませんでしたが、照明器具積み立てをした方が良いです。10個交換で30万円とか、かかっちゃいます。

 

2.ランプ交換ができるメーカーとできないメーカーがあった

 

さらに良く調べてみたところ、ランプ交換についてはメーカー側の考え方もあるようです。私が調べた時は、東芝さんとオーデリックさんはランプ交換のできる商品を出していました。パナさんと小泉さんは全とっかえのようです。

 

LED照明器具は、LEDランプの部分が高いのであって、ランプ交換するだけでも買い替えと変わらない金額になりそうです。照明器具が6,000円で、そのうちランプ部分が5,000円みたいな感じ。

 

それでも、私は、ランプ部分だけ取り換えられるメーカーさんの考え方に賛同したいです。照明器具はランプ交換するものだっていう習慣があるせいか、あるいは、家の中で使っている照明器具の数が半端なく、テレビや洗濯機の買い替えとは訳が違う、ということでしょうか。

 

3.極力、電球を使うという手もある

 

電球を使う照明器具の中には、白熱灯でもLED電球でもOKというものがあるので、こちらを代用する方法もあります。

 

ただ、その場合、照明器具のタイプ(断熱材が入っているかどうか)やLED電球の種類の組み合わせによって、LED電球の寿命が短くなることがあるらしいです。最近テレビでやっていて、詳しいところは良く分からないです。すみません。

 

また、10年持つって言われているLED電球ですが、実はそんなにもたない、という話もあるみたい。

www.j-cast.com

4.採用した照明器具

 

色々悩みましたが、リビングの照明はこれにしました。

大工さんは、LEDってまぶしい感じがして嫌いって言ってましたが、この照明のついたリビングを見て、「おっいいじゃん」って言ってくれました。やったね!

 

脱衣室と台所は東芝さんのシーリング照明に決定。

ちょっと小さいかなと思いましたが、十分な明るさでした。

 

 廊下やトイレはこちら。

 

天井に埋め込めるダウンライトが良かったんですが、大工さんが「早く言ってくれれば良かったのに。天井裏はあまり余裕がないから、埋め込めないよ」と言うのであきらめました。大工さんこそ、早く言ってよ!

 

書斎はLEDの蛍光灯を採用。

笠なしのむき出しで安いものですが、まぶしくなくて良かったです。

どこのメーカーのものか忘れましたが、こんな感じのもの。

 

直管蛍光灯っていうらしいですが、このタイプの蛍光灯はLED専用器具に使わないと危ないらしいです。

以前は両方使えるようになっていたようですが、最近は、ランプの形を変えることで、古い照明器具では使えないようにしているみたい。

 

子供部屋は、LED電球対応のスポットライトにしました。

部屋の4隅につけました。なかなかおしゃれです。

 

夫婦の寝室はライティングレールにスポットライトを組み合わせました。

写真は白ですが、黒にするとカッコいいです。

何より安い!こちらのスポットライトは電球は別売ですが、1個1,000円程度。

足りなければ買ってきてレールに突っ込めば良いし、

方向も、あちこちに向けられるので実用的です。

 

以上です。

 

LED照明器具は、笠とランプを別々のものにするとかえって高くつきます。

 

だからと言って、10年後に全部取り換えなければならないことを知りながら一体型のものを選ぶのは抵抗があります。

 

電気屋さんも「10年後のことは知らない」ではなく、ちゃんと説明したうえでお客様に納得の上で選んでもらう姿勢が大切だと思うし、そういう業者さんを選ぶようにしたいものですね。